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2009年 03月 17日
接地というものは 電気をやるものにとって 相当 頭の痛い
問題である。 かつては 第1種 第2種 第3種 特別第3種と言っていたが 現在は それぞれ A種 B種 D種 C種と呼ばれるようになった。 B種の接地抵抗値は 通常 電力の 配電系統によるので 電力の変電所からの 距離と 電線の種類によって指示されるが A種 及び C種については 10Ω以下との決まりがある。 さて この10Ω以下というのが 結構深刻な問題を引き起こす。 場所によって 10Ω以下にならない場所が 存在するのである。 この場合 確実に 接地抵抗を出すには ボーリングするのが 一般的である。しかしながら この方法は 一般に 費用がかかる。 そこで 通常箇所の場合は 接地棒を 多くの個所に打って 埋設地線で 接続するといった方法をとることが多い。 ところが 湿地帯や 粘土層の土地では いとも簡単に 10Ωの接地 抵抗値が出ることもあって・・・・・・・ したがって 「接地工事は 通常の方法で見積もりしています。 通常の方法で 規定の抵抗値が出ない場合は 別途協議とします。」等の 文言が見積書には必要なのである。 接地工事に ものすごい金額を計上できるなら その金額を計上しても よいのだが おそらく 無理な状況が多いと推察される。 さて 本題だが 接地抵抗計の 基本的な使い方であるが 測定すべき接地極 Eと 電流用補助接地極Ec 電圧測定用補助接地極は E-Ep-Ecを 一直線に 10mずつ離して測定しろと書いてある。 [-------10m --------+-------- 10m---------] E_________________Ep_________________Ec たいていの 解説書に そう書いてあるから たいていの人がそう思うのも 無理はないのだが 実は 多くの場合 この方法では 正確な接地抵抗は 測れない。 JIS C 1304は 接地抵抗計の JISであるが 解説4.3.1に 理論的には Ep Ecは Eから 無限遠にしなければならないが 実用上は E-Ep Ep-Ec間は それぞれ 5~10m程度でよいとされている。 考えなければならないのは 1. ボーリングなどの接地極 2.構造体接地極に類した 接地極 などの 場合は 上記の 実用上の範囲に当てはまらない。 理論上は Ecは 無限遠でなければならないが 無限に電線を 伸ばすことができないのは明白なので JIS C0364-6-61(建築電気設備 付属書 Cに E-Ec間の中間点とそれより ±6m移動させて測定した3点の 接地抵抗値が かなり 一致する場合は それらの 平均値を測定値として用いる。 一致しない場合は E-Ec間の 距離をさらに伸ばして測定を繰り返す。 したがって 信頼できる接地抵抗値の測定には E_Ec間を 十分に伸ばし 測定しなければならない。特に 10Ω以下が要求され ボーリング接地極や 構造体接地極に類した接地極の場合は 特に注意すべきである。 注 実用上の測定では 測定した接地抵抗値が 実際の抵抗値よりも小さい場合と 大きい場合が 生じる。 ボーリングなどの接地極の場合は 接地点が 地中深くにあるので実用上の 測定結果は 実際の接地抵抗値より大きく測定され 構造物接地に類する 接地極の場合 補助接地極の位置により 実際よりかなり大きな測定値であったり かなり 小さい測定値であることがありうる。 そこで 正確な 接地抵抗値を 測定するためには 状況に適した 距離をとらなければならないので 再度 注意である。
by suzuden_co
| 2009-03-17 19:16
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