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2007年 02月 17日
低圧ケーブルの選定は 許容電流と 電圧降下を考慮します。
① 許容電流以下のケーブルを使用すると 電線は 発熱し ひどい場合には 燃えてしまいます。 ② ある一定以上 電圧降下を起こすと 蛍光灯が ちらついたり ひどい場合は フリッカー します。 電子コピーなどは 一定間隔で 通電しているらしく それに伴って ちらつくのは よくある現象です。 エアコンが起動するときに 一瞬暗くなるなども 電圧降下 のためです。ひどい場合は 機器は動作不良を起こします。 さて それでは 高圧ケーブルでは どうなのだろうと 考えました。 高圧ケーブルは たいていの場合 6kV-CVT38°を 使用します。 場所によっては ごくたまにですが 6kV-CVT22°を使用したり 6kV-CVT100°なども使用します。 それでも ごく一般的なのは 6kV-CVT38°なのです。 その理由を ちょっと 調べてみました。 ① 許容電流 6kV-CVT38°の気中管内布設の場合の 許容電流は 130Aです。 高圧は三相で受電するので 余裕を見ても 1000kVA程度までは受電できます。 高圧受電設備の 多くは 受電容量は 500kW以下です。 ② 電圧降下 通常の場合 許容電流さえもてば 高圧の場合の 電圧降下は 無視できる程度でしょう。 したがって 電圧降下は ほとんどの場合 考慮 しなくて 良いのです。 さて それでは 許容電流を満足すれば それでいいのかという 問題です。 6.6kV CVは 8°程度から生産されているようで(定かではありません) 当然 太いケーブルより 細いケーブルのほうが 価格的にも 施工性においても 有利なので 細いものを使いたくなります。 それでは 許容電流を満足すれば 細いケーブルを使えるでしょうか 実は そうはいかないのです。 需要家の高圧ケーブルで もし短絡が起こったとします。 PASは 短絡では ロックするだけですから 遮断はできません。 (短絡電流を 遮断する能力はないのです。) したがって 電力側の 遮断器で 遮断することになります。 そうすると ケーブルの短時間許容電流が問題になります。 (発熱のためケーブルがいかれてしまうのを防ぐためです。) これも定かではないのですが 電力側の 遮断器は 5サイクル程度で遮断するようです。 東京電力は50Hzですから 0.1秒で 遮断するとします。 このとき 14°では 6kA 22°では 9kA 38°では 15kAまでは 絶縁劣化を 起こさないと考えられます。 この 短絡電流は 電力の変電所近くでは 大きく 遠くに行くにしたがって 小さくなります。 したがって 電力の変電所の近くでは 大きく 遠くに行けば 小さくなります。 東京電力では 最小ケーブルサイズを 38°以上にするよう 推奨しています。 変電所から 遠く離れた個所などでは14°や 22°のサイズ も 使えそうです。 したがって 22°などの ケーブルサイズを選定し 許容される ケースもあります。 ただ 電力の変電所が いつまでも 同じところにあることは 限らないとすると 高圧ケーブルの選定は 38°以上というのが 一般的だと考えてよいでしょう。 それ以上については 受電容量を 考慮して 適宜に 選ぶ のがよいと 思います。
by suzuden_co
| 2007-02-17 12:01
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